- いざ病気や怪我をした時、どう対応したらいいのか、どのような事を知っておかなくてはいけないのか、分からない事はたくさんあるかと思います。そんな方々の聞いておきたい疑問にお答えしましょう!
今回の質問
火災が発生!そんな時の対処法って?火災など生命の危険に直面すると、パニックに陥り冷静な判断ができなくなる場合があります。
いざという時、落ち着いて行動するためには、日頃から防災意識を高め、避難訓練に真剣に取り組むことが大切ですね。
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Q
病院内で時々「避難訓練」の放送をきくことがあります。 年に何回くらい訓練をしているの? - 年に2回以上の消火・避難訓練を行っています。
病院だけでなく、劇場や百貨店など、不特定多数の人が出入りする建物では、年2回以上の消火・避難訓練の実施が義務づけられています。消防隊が到着するまでは、それぞれの組織において編成された「自衛消防隊」が災害時の初期活動や応急対策等を円滑に行い、被害を最小限にくい止めるため、訓練を実施しています。
初期消火
火災の初期の段階における消火活動に関する業務
避難誘導
在館者が避難する際の誘導に関する業務
応急救護
救出救護に関する業務
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通報連絡(情報)
情報の収集および伝達ならびに消防用設備等の監視に関する業務
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Q
病院にいるときに火事がおこったら、 どこから逃げればいいの? - 状況によって、職員が指示しますので慌てずに指示に従ってください。
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避難の時の合言葉は「おかしも」です。いざという時、慌てずに職員の指示に従い、この合言葉を思いだして対処してくださいね。
出火の場所や建物の構造によって避難経路は変わるので、むやみに動かず、落ち着いて職員の指示に従いましょう。エレベーターは火災による停電で停止する可能性があるため、使用しません。また、服装や持ち物にこだわらず、すぐに避難することが大切です。部屋に持ち出せなかったものがあっても、絶対に戻らないようにしましょう。
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Q
避難する時、特に気を付けなければいけないことは? - 火災時の煙に巻き込まれないように注意!
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濡らしたタオルやハンカチを鼻と口にあて、できるだけ低い姿勢で、避難しましょう。
火事の時、特に注意すべきなのは「煙」です。煙は火よりも広がるスピードが圧倒的に早く、火災による犠牲者の多くが煙に巻きこまれたことによって、命をおとしています。煙に巻きこまれると、視界をさえぎられるだけでなく、一酸化炭素という有毒ガスによって、気道や肺などが熱傷し、呼吸困難に陥ります。煙を吸い込んでから体の自由がきかなくなるまで、あっという間です。
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Q
いざという時のため消火器の使い方を教えてください! - 落ち着いて、消火器に記載の通りに。
消火器を使った初期消火は、「炎が天井に燃え移る前まで」です。それまでに消火できない場合は、避難してください。その際、消火活動を始める前に避難経路を確保しておくことが重要です。
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安全ピンを抜く
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ホースを火元に向ける
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レバーを強く握り放射する