肩関節拘縮とは、肩の動きが悪くなり可動域が狭まる、痛みがあるなどの疾患です。いわゆる四十肩・五十肩と言われる疾患も症状が強くなるとこの病態になってしまいます。内服や注射、ストレッチなどで治療を行いますが、これらの保存的加療を3カ月〜半年程度行っても症状改善がみられない場合は、手術による治療を検討します。
手術治療
局所麻酔薬による神経ブロック注射を行い、肩関節に力を加え動かすことで可動域を広げる徒手的授動術を行います。希望がある場合は、全身麻酔を行い鏡視下全周性関節包解離後に授動術を行います。授動術を行うことで、すぐに疼痛が改善されることはなく、可動域訓練などを継続し、リハビリテーションによる治療を行っていきます。